


以前の記事でEAの配置方法について動画解説しました。今回はEAの起動方法について解説します。
上記が未完の場合、各動画解説を参照していただき、すべて完了してからご覧ください。
デスクトップ上にあるMT5のアイコンをダブルクリックして、アプリを起動してください。
画面左上の「ファイル」→「新規チャート」と進み、新規のチャート画面を開いてください。
チャートを新規に開く際、銘柄・時間足は任意のもので構いません。
これは、EAの内部処理で、EAが想定する銘柄と時間足になるように自動でチャート表示を切り替える機能が搭載されているため、手動で設定する必要はないためです。
次に、画面左側のナビゲータウインドウより、対象EAを選択して配置したいチャート画面にドラッグアンドドロップしてください。
「インプット」のタブを選択し、パラメータの設定をしてから「OK」をクリックすると配置が完了です。
チャート1件に対して、起動できるEAは1件です。 たとえば、3本のEAを同時起動させる場合は、このようにチャートを3件開き、各チャートに1件ずつ配置し起動する必要があります。
EAが稼働していることを確認する方法は2つあります。
1つ目は、チャート画面の右上に緑色のチェックアイコンと共にEAの名称が表示されているかを確認してください。
2つ目は、チャート画面上で右クリックし、「Expertsリスト」から現在稼働しているEAを一覧で確認することができます。
チャート画面上で右クリックし、「Expertsリスト」を選択し、対象EAを選択し「削除」をクリックします。
リストから表示がなくなれば、EAは停止されています。
EA起動時のパラメータ設定から変更したい場合は、チャート画面上で右クリックし、「Expertsリスト」を選択します。
対象EAを選択し、「プロパティ」をクリックします。
「インプット」のタブを選択し、パラメータの設定をします。
設定が完了したら「OK」をクリックし保存します。
各パラメータの概要については、サポートドキュメントに詳細が掲載されていますのでご参照ください。
EAを継続的に稼働させるためには、
①:停止要因を理解すること
②:停止させないために実施すべき対策を理解すること
③:停止してしまった場合の復旧方法を理解すること
以上3点を理解する必要があります。
EAの停止要因として
①:EAそのものが停止してしまう。
②:MT5アプリを停止する。
③:VPSが停止される。以上の3点が考えられます。
①EAそのものが停止してしまう。
基本的にEAが停止することはありませんが、プログラムの異常等でEAが意図せず停止することがあります。
対策として、EA稼働状況監視ツールを利用しましょう。通知設定をすると、停止しているEAがあると通知が届くため、早期に気づくことができます。
もしEAが止まっている場合は、EAを再起動してください。
②MT5アプリを停止する。
MT5アプリを停止すると、アプリ内で動作しているEAは全て動作が停止します。
対策として、MT5アプリは閉じずに、ウィンドウの最小化をしてください。
これはアプリを終了しているのではなく、画面を非表示にしている状態です。
ウィンドウの最小化状態は、アプリの画像描画にかかるリソースが節約できるため、安定稼働につながります。一通り起動を確認したら、MT5アプリは最小化した状態にしておくことをお勧めします。
③VPSが停止される。
VPSが停止されると、MT5も停止してしまいます。
対策として、VPS事業者によって、不定期にメンテナンスが行われる可能性があります。VPS事業者からの案内は適宜確認し、停止されるタイミングを事前に把握しておきましょう。
メンテナンス完了後はVPSへアクセスし、MT5アプリを起動し直し、EAが正しく稼働しているか、確認をお願いします。
本手順ではVPS環境(Windows Server 2022)を使用します。
※リアル口座でEAを運用する場合は24時間稼働が前提となりますので、VPS環境の利用をお勧めいたします。
まずはデモ口座で動作検証をしていただくことをお勧めします。
FAQ【よくある質問(MT5・EA)】には本動画での説明内容には含まれない重要なポイントも掲載されております。ぜひご一読いただきEAを安全にご利用ください。
※ドキュメントをご覧頂いても解決しない疑問や問題がある場合は、 お手数ですがサービスデスクからお問い合わせください。
VPSが未作成の場合、以下のページをご参照頂き、環境のご用意をお願いいたします。
トレード環境を整備する(VPS)